病院以外で働く看護師の職場9つ|仕事内容・向き不向き・収入の現実

病院以外で働くという選択 未分類

※PR

看護師の資格は、病院の外でも使えます。

ただ、養成課程も、最初の就職も、まわりの同期も病院なので、外の世界は見えにくいままになりがちです。「病院以外」と検索してはみたものの、何がどう違うのか分からないまま閉じた方も多いと思います。

この記事では、病院以外の職場を9つ取り上げます。それぞれの仕事内容、向いている方、そして収入の現実まで正直にお伝えします。

1. クリニック・診療所

いちばん現実的な選択肢です。外来の診療補助、処置、検査の介助、予約管理を担当します。

夜勤がなく、日曜と祝日が休みの職場が多いのが最大の利点です。

一方で、少人数で回すため、1人が休むと影響が大きくなります。人間関係の逃げ場が少ないという声もあります。

収入の現実: 夜勤手当がなくなるため、病棟より下がることが一般的です。自由診療のクリニックは例外で、病棟と同等かそれ以上になる場合があります。

2. 健診センター・人間ドック

採血、身体計測、検査の説明と介助が中心です。急変はほとんどありません。

予定が読みやすく、時間どおりに終わります。子育て中の方に選ばれやすい職場です。

ただし、同じ動作の繰り返しになります。刺激の多い環境で働いてきた方には、物足りなく感じることがあります。 採血の技術は確実に上がります。

収入の現実: 病棟より下がります。繁忙期と閑散期の差が大きい職場もあります。

健診は派遣の求人がいちばん多い分野です。常勤で移る前に、長期派遣で数か月入って中を見てから決めることもできます。看護師の長期派遣を扱っている会社なら、同じ施設を何人も見ているので、日々の流れや繁閑の差まで具体的に聞けます。(PR)

3. 訪問看護

利用者の自宅へ伺い、処置、健康状態の観察、家族への指導を行います。

看護師としての判断が最も試される領域です。その場に医師も先輩もいません。だからこそ、やりがいを感じる方が多い職場でもあります。

反面、1人で背負う精神的な負担は病棟と種類が違います。 オンコール当番のある事業所も多く、「夜勤がない」とは言い切れません。移動と天候の影響も受けます。

収入の現実: 病院以外の中では高めです。オンコール手当が付くため、病棟と同等以上になることもあります。

4. 企業の産業看護師

企業で働く人の健康管理を担当します。健診の運営、保健指導、メンタル不調への対応、職場環境の改善。

土日祝が休みで、カレンダーどおりに働けます。看護師の職場で、これは大きな価値です。

問題は、求人が非常に少ないことです。1社に1人か2人という規模なので、空きが出ません。保健師の資格を求められることも多いです。

収入の現実: 企業規模によって大きく違います。大企業なら病棟以上も期待できます。

5. 介護施設・デイサービス

入居者の健康管理、服薬管理、医師への報告、介護職への助言が中心です。

デイサービスは日勤のみで、時間も読みやすいです。特別養護老人ホームや老人保健施設は夜勤のある場合があります。

看護師が1人か2人という職場も多く、判断を任される場面が増えます。 介護職との連携が仕事の質を左右します。

収入の現実: 施設の種類で差が大きいです。デイサービスは低め、夜勤のある入所施設は病棟に近づきます。

6. 保育園・学校

子どものけがの手当て、体調不良への対応、健康教育、保護者への連絡を担当します。

夏休みや冬休みといった、子どもの休みに合わせた勤務になる職場もあります。自分の子育てと重ねやすいのが利点です。

医療行為はほとんどありません。臨床の技術を使い続けたい方には向きません。 求人も少なく、募集が出るタイミングが限られます。

収入の現実: 低めです。ただし勤務時間が短く、休みが多いという形の対価になります。

7. 治験コーディネーター

製薬会社の治験を、医療機関側で調整する仕事です。被験者への説明、スケジュール管理、記録の作成、関係者との連絡。

看護師の知識がそのまま活きます。土日祝が休みで、夜勤もありません。

一方で、事務作業と調整業務が大半です。患者さんのケアがしたくて看護師になった方には、物足りない可能性があります。 出張が多い職場もあります。

収入の現実: 経験を積むと病棟以上になります。未経験からの入り口は、病棟より下がることが多いです。

8. コールセンター・オンライン相談

電話や画面越しに、健康相談や受診の助言を行います。製薬会社、保険会社、自治体の相談窓口が主な職場です。

在宅で働ける求人もあります。体力的な負担は、看護師の職場の中で最も軽い部類です。

ただし、相手の顔が見えない状態で判断する難しさがあります。クレーム対応が発生することもあります。

収入の現実: 病棟より下がります。時給制の求人が多く、シフトの自由度と引き換えになります。

9. 美容クリニック

施術の介助、カウンセリング、術後のフォローを担当します。

収入は高い傾向があります。病院以外の職場で、病棟を明確に上回る可能性があるのはここです。

ただし、接客業の性格が強くなります。売上目標がある職場もあります。急変対応はほとんどないため、臨床技術は落ちていきます。

「戻れなくなるのでは」と不安に感じる方もいますが、看護師資格は消えません。ブランクの説明が必要になるだけです。

収入の現実: 職場による差が最も大きい領域です。インセンティブの有無で年収が変わります。

選ぶときに、自分へ聞く3つの質問

9つ挙げましたが、良い悪いの順位はありません。あなたが何を優先するかで、答えが変わります。

1. 何から離れたいのか

夜勤なのか、人間関係なのか、忙しさなのか、責任の重さなのか。

ここが曖昧なまま動くと、同じ悩みを別の場所で繰り返します。夜勤から離れたいなら訪問看護のオンコールは合いませんし、責任の重さから離れたいなら訪問看護は逆方向です。

2. 収入がどこまで下がって大丈夫か

正直に金額で決めてください。「多少下がっても」では判断できません。

月にいくらまでなら生活が成り立つか。ここを先に出しておくと、求人を見る目が変わります。

3. 臨床に戻る可能性を残すか

残すなら、技術を使う職場を選んだほうが安全です。訪問看護、クリニック、介護施設は、臨床の感覚を保ちやすい職場です。

戻らないと決めているなら、選択肢は一気に広がります。

求人が見つからないと感じたら

産業看護師や治験コーディネーターの求人は、公開されていないことがあります。探しても出てこないのは、あなたの探し方が悪いからではありません。

非公開求人を扱っているサービスに登録しておくと、こうした職種の情報が届きます。登録だけしておいて、良い求人が出たときに動くという使い方もできます。

サービスごとの違いは、看護師転職サイトおすすめ比較|厳選4社の特徴と選び方にまとめています。

PR

▶ MCナースネット(派遣・単発の看護求人)

1日単位の健診バイトから長期派遣まで、看護師のスポット勤務に強い求人サイト。全国に拠点があり、コンサルタントに直接相談できます。登録・相談は無料。

公式サイトで無料登録 →

まとめ

病院以外の職場を9つ見てきました。クリニック、健診センター、訪問看護、産業看護師、介護施設、保育園と学校、治験コーディネーター、コールセンター、美容クリニックです。

収入は多くの場合下がります。ただし、訪問看護、産業看護師、美容クリニックは例外になりえます。

大切なのは、何から離れたいのかを、自分の言葉ではっきりさせることです。それが決まれば、9つのうちどれが合うかは自然に絞れます。

病院で働き続けることも、立派な選択です。ただ、それが唯一の道ではないことは、知っておいて損はありません。

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました